“鶸色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひわいろ80.0%
ひはいろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かへで 「若楓わかかへで茶色になるも一盛ひとさかり」——ほんたうにひと盛りですね。もう今は世間並みに唯水水しい鶸色ひわいろです。おや、障子しやうじがともりました。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
眞赤であつた西の空は、だん/\と桃色に薄れて、それがまた鶸色ひわいろに變つて行くまで、二人は眺め入つてゐた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
もう今は世間並みに唯水々しい鶸色ひはいろです。おや、障子に灯がともりました。
新緑の庭 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)