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鶸色
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ひわいろ
ふりがな文庫
“
鶸色
(
ひわいろ
)” の例文
楓
(
かへで
)
「
若楓
(
わかかへで
)
茶色になるも
一盛
(
ひとさか
)
り」——ほんたうにひと盛りですね。もう今は世間並みに唯水水しい
鶸色
(
ひわいろ
)
です。おや、
障子
(
しやうじ
)
に
灯
(
ひ
)
がともりました。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
眞赤であつた西の空は、だん/\と桃色に薄れて、それがまた
鶸色
(
ひわいろ
)
に變つて行くまで、二人は眺め入つてゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
劇場の飾灯が、雪解けの
靄
(
もや
)
に七色の虹を反射させていた。入口にシイカの顔が微笑んでいた。
鶸色
(
ひわいろ
)
の紋織の羽織に、鶴の模様が一面に
絞
(
しぼ
)
り染めになっていた。
橋
(新字新仮名)
/
池谷信三郎
(著)
そう云えば今でも忘れないが、
小翠花
(
しょうすいか
)
が
梅龍鎮
(
ばいりゅうちん
)
を演じた時、旗亭の娘に扮した彼はこの閾を越える度に、必ず
鶸色
(
ひわいろ
)
の
褲子
(
クウズ
)
の下から、ちらりと小さな靴の底を見せた。
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“鶸色”の解説
鶸色(ひわいろ)とは、マヒワの体色を模した明るい黄がちの黄緑色のこと。
(出典:Wikipedia)
鶸
漢検1級
部首:⿃
21画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“鶸色”で始まる語句
鶸色繻子