“山童”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまわろ75.0%
さんどう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして冬に近づく時それがことごとく水の畔を去って、山に還って山童やまわろとなると考えられ、夏はまた低地に降りくること、山の神田の神の出入と同じであった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
地女じおんなを振りも返らぬ一盛ひとさかり。)そいつは金子かねを使ったでしょうが、こっちは素寒貧すかんぴんで志を女郎に立てて、投げられようが、振られようが、赭熊しゃぐま取組とっく山童やまわろの勢いですから
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また熊本県下の葦北郡辺りにては、河童と山童さんどうとは同種にして、春の彼岸より秋の彼岸までは川に入って河童となり、秋の彼岸より春の彼岸までは山に入って山童となると信じておる。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)