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山童
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やまわろ
ふりがな文庫
“
山童
(
やまわろ
)” の例文
そうして冬に近づく時それがことごとく水の畔を去って、山に還って
山童
(
やまわろ
)
となると考えられ、夏はまた低地に降りくること、山の神田の神の出入と同じであった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
(
地女
(
じおんな
)
を振りも返らぬ
一盛
(
ひとさかり
)
。)そいつは
金子
(
かね
)
を使ったでしょうが、こっちは
素寒貧
(
すかんぴん
)
で志を女郎に立てて、投げられようが、振られようが、
赭熊
(
しゃぐま
)
と
取組
(
とっく
)
む
山童
(
やまわろ
)
の勢いですから
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それからずっと後の
天明
(
てんめい
)
年間に書かれた橘
南渓
(
なんけい
)
の「西遊記」にも、九州の深山には
山童
(
やまわろ
)
というものが棲んでいるの、
山女
(
やまおんな
)
というものを射殺したという記事が見えるから、その昔の文禄年代には
馬妖記
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“山童”の解説
山童(やまわろ、やまわらわ)は、九州をはじめとする西日本に伝わる山に出る妖怪。河童(かっぱ)が山の中に入った存在であるとも言い伝えられている。熊本県芦北郡では、やまわろのほかにやまんもん、やまんと、やまんわっかし(山の若い衆)、やまんおじやん(山の伯父やん)など、また同県球磨郡では山ん太郎、やまんぼ(山ん坊)とも呼ばれる。
山𤢖(やまわろ)とも記される。「山𤢖」(さんそう)とは本来、中国に伝わる妖怪の名である。
(出典:Wikipedia)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
童
常用漢字
小3
部首:⽴
12画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車