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子爵
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ししやく
ふりがな文庫
“
子爵
(
ししやく
)” の例文
假
(
かり
)
に家庭の事情を打破ツて、結婚したとしてからが、お房が美術家の妻として、また
子爵
(
ししやく
)
家の
夫人
(
ふじん
)
として
品位
(
ひんゐ
)
を保ツて行かれるかどうかといふことが
疑問
(
ぎもん
)
である。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
寐屋
(
ねや
)
の
燈火
(
ともしひ
)
またヽく
影
(
かげ
)
もあはれ
淋
(
さび
)
しや
丁字頭
(
ちやうじがしら
)
の、
花
(
はな
)
と
呼
(
よ
)
ばれし
香山家
(
かやまけ
)
の
姫
(
ひめ
)
、
今
(
いま
)
の
子爵
(
ししやく
)
と
同
(
おな
)
じ
腹
(
はら
)
に、
双玉
(
さうぎよく
)
の
稱
(
とな
)
へは
美色
(
びしよく
)
に
勝
(
かち
)
を
占
(
し
)
めしが、さりとて
兄君
(
あにぎみ
)
に
席
(
せき
)
を
越
(
こ
)
えず
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
子爵
(
ししやく
)
の
寵愛
(
ちようあい
)
子
(
こ
)
よりも
深
(
ふか
)
く、
兩親
(
おや
)
なき
妹
(
いもと
)
の
大切
(
たいせつ
)
さ
限
(
かぎ
)
りなければ、
良
(
よ
)
きが
上
(
うへ
)
にも
良
(
よ
)
きを
撰
(
え
)
らみて、
何某家
(
なにがしけ
)
の
奧方
(
おくがた
)
とも
未
(
ま
)
だ
名
(
な
)
をつけぬ十六の
春風
(
はるかぜ
)
、
無慘
(
むざん
)
や
玉簾
(
たますだれ
)
ふき
通
(
とほ
)
して
此初櫻
(
このはつざくら
)
ちりかヽりし
袖
(
そで
)
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
處
(
ところ
)
で周三が家庭に於ける立場である。
自體
(
じたい
)
彼は
子爵
(
ししやく
)
勝見家
(
かつみけ
)
に生まれたのでは無い。成程
父
(
ちゝ
)
子爵
(
ししやく
)
は、彼の
父
(
ちち
)
には違ないが、
母
(
はは
)
夫人
(
ふじん
)
は違ツた
間
(
なか
)
だ。彼は父子爵の
妄
(
めかけ
)
の]
腹
(
はら
)
に出來た子で、所謂
庶子
(
しよし
)
である。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
子爵
(
ししやく
)
の
君
(
きみ
)
最愛
(
さいあい
)
のおもひ
者
(
もの
)
など、
桐壼
(
きりつぼ
)
の
更衣
(
かうい
)
めかしき
優
(
や
)
さ
形
(
がた
)
なるが、
此奧方
(
このおくがた
)
の
妬
(
ねた
)
みつよさに、
可惜
(
あたら
)
花
(
はな
)
ざかり
肺病
(
はいびやう
)
にでもなりて、
形見
(
かたみ
)
の
止
(
とゞ
)
めし
令孃
(
ひめ
)
ならんには、
父君
(
ちヽぎみ
)
の
愛
(
あい
)
いかばかり
深
(
ふか
)
かるべきを
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“子爵”の意味
《名詞》
子爵(ししゃく)
貴族の爵位のひとつ、男爵の上位、伯爵の下位で、日本の華族令では第4位に当たる。
(出典:Wiktionary)
“子爵”の解説
子爵(ししゃく、en: Viscount ˈvaɪkaʊnt)は、近代日本で用いられた爵位(五爵)の第4位。伯爵の下位、男爵の上位に相当する新村出および松村明参照。。ヨーロッパ諸国の貴族の爵位の日本語訳に使われる。
(出典:Wikipedia)
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
爵
常用漢字
中学
部首:⽖
17画
“子爵”で始まる語句
子爵夫人
子爵閣下