列席れつせき)” の例文
いづゆつくりみんなでつてめやう、都合つがふがよければ小六ころく列席れつせきするがからうといふのがわかれるとき言葉ことばであつた。二人ふたりになつたとき、御米およね宗助そうすけ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
列席れつせき各員かくいん著者ちよしや簡單かんたん演述えんじゆつした大地震だいぢしん前徴ぜんちようにつきさら詳細しようさい説明せつめいもとめられ、すこぶ滿足まんぞくてい見受みうけた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
初夜しよやぎの今頃いまごろ如何いかなつ川縁かはべりでも人通ひとどほりはえてない。ひとくるまも、いづれ列席れつせきしたものばかりで、……前後あとさきくるまなかから、かれ引外ひきはづして、此處こゝはひつてたのである。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
言渡いひわたされ別けて善右衞門には惡者わるもの松五郎欠落かけおち中未だ行衞分らざる由につきなほたづね申べきむね嚴重げんぢうに仰付られしかば憑司はたゞ恐れ入てぞ居たりけるかくの如く追々調べ相すみしに付一同口書こうしよ爪印つめいん仰付られ享保十二年二月二日一同呼出しに相成れいの如く役人しう列席れつせき大岡殿夫々とがの次第申渡されたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)