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其節
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そのせつ
ふりがな文庫
“
其節
(
そのせつ
)” の例文
赤
(
あか
)
らめイヱ/\五ヶ
年
(
ねん
)
前私し
在所
(
ざいしよ
)
柏原の宿へ一夜
泊
(
とま
)
りたれども
其節
(
そのせつ
)
父銀五郎病中にて私しは十二
歳
(
さい
)
一夜の
旅宿
(
はたご
)
に
爭
(
いかで
)
然樣
(
さやう
)
の
儀
(
ぎ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私事
(
わたくしこと
)
其節
(
そのせつ
)
一思
(
ひとおも
)
ひに不法の事を申掛け、
愛想
(
あいそ
)
を尽され候やうに致し、離縁の
沙汰
(
さた
)
にも
相成候
(
あひなりさふら
)
はば、誠に此上無き
幸
(
さいはひ
)
と
存付
(
ぞんじつ
)
き候へども、
此姑
(
このしうとめ
)
と
申候人
(
まをしさふらふひと
)
は、評判の心掛善き御方にて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
文久錢
(
ぶんきうせん
)
とも
云
(
い
)
ふべき
錢
(
おあし
)
を
呑
(
の
)
んだのです、
恰度
(
てうど
)
私
(
わたくし
)
も
其節
(
そのせつ
)
其塲
(
そのば
)
に
居
(
お
)
りましたが、
何
(
なに
)
も
心得
(
こゝろゑ
)
ませんから
唯
(
たゞ
)
慌
(
あわ
)
てる
計
(
ばか
)
り、
何
(
なに
)
か
振舞
(
ふるまい
)
のあツた
時
(
とき
)
ですから、
大勢
(
たいぜい
)
人
(
ひと
)
も
居
(
お
)
りましたが、
何
(
いづ
)
れも
青
(
あを
)
くなり
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
其節
(
そのせつ
)
申上
(
もうしあげ
)
候通り、
何
(
いず
)
れ
是
(
これ
)
は
時節
(
じせつ
)
を
見計
(
みはからい
)
、世に
公
(
おおやけ
)
にする
積
(
つもり
)
に
候得共
(
そうらえども
)
、
尚
(
なお
)
熟考
(
じゅくこう
)
仕候
(
つかまつりそうろう
)
に、書中或は事実の間違は
有之間敷哉
(
これあるまじきや
)
、又は
立論之旨
(
りつろんのむね
)
に付御意見は
有之間敷哉
(
これあるまじきや
)
、
若
(
も
)
しこれあらば
無御伏臓
(
ごふくぞうなく
)
被仰聞
(
おおせきけられ
)
被下度
(
くだされたく
)
瘠我慢の説:03 書簡
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
、
勝海舟
、
榎本武揚
(著)
右は
其節
(
そのせつ
)
見知りの人も之れなく御取
片付
(
かたづけ
)
と相なりしに三次の申立により十兵衞の妻お安なる事相分り彌々長庵の重罪
相顯
(
あひあらは
)
れしかば越前守猶長庵を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
其節
(
そのせつ
)
の
御腹立
(
おんはらだち
)
も、罪ある身には元より覚悟の前とは申しながら、
余
(
あまり
)
とや
本意無
(
ほいな
)
き
御別
(
おんわかれ
)
に、いとど思は
愈
(
まさ
)
り
候
(
さふらふ
)
て、帰りて後は
頭痛
(
つむりいた
)
み、
胸裂
(
むねさく
)
るやうにて、夜の目も合はず、明る日よりは一層心地
悪
(
あし
)
く
相成
(
あひなり
)
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
殺し其場に落し
置
(
おき
)
しを
種
(
たね
)
として富右衞門に罪を
塗付
(
ぬりつけ
)
しに相違あるまじ
其節
(
そのせつ
)
富右衞門を段々吟味せしに全く平兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“其節”で始まる語句
其節々