兩方りようほう)” の例文
新字:両方
まへ内外ないがい火山かざん巡見じゆんけんした場合ばあひ記事きじかゝげていたが、諸君しよくん兩方りようほう比較ひかくせられたならば、國内こくない火山作用かざんさようがいしておだやかであつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
たとへばひらたく兩方りようほうからみがしてゐる石斧せきふ、あるひはながやり、あるひは庖丁ほうちようといつたふうに、使用しよう便利べんり種々しゆ/″\かたち出來できたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
自分じぶん觀測所かんそくじよとの間隔かんかく一二里以内いちにりいないであるならば、兩方りようほう時刻じこくならび時間じかんとも大體だいたいおなあたひるべきはずである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
また近頃ちかごろつくつたあたらしい勾玉まがたま模造品もぞうひんは、そのあなまつすぐに筒形つゝがたにあいてゐますが、ふる勾玉まがたまはたいてい一方いつぽうあるひは兩方りようほうから圓錘形えんすいけいちかあなひらいてをり、このあなのあけ工合ぐあひでも
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
このために阿蘇郡あそぐん南半なんぱんたる南郷谷なんごうだにみづあつめてながれる白川しろかは文字通もじどほ乳白色にゆうはくしよくとなり、魚介ぎよかい死滅しめつせしめることがある。北方ほつぽう阿蘇谷あそだにみづ黒川くろかはあつまり、兩方りようほう相會あひかいするところ外輪山がいりんざんやぶ外方がいほうながる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)