“めが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目蒐42.1%
目懸39.5%
目掛7.9%
眼蒐2.6%
方角目蒐2.6%
目撃2.6%
眼掛2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが阿Qは一向平気であたりを見廻し、たちまち右手をあげて、折柄(おりから)頸(くび)を延して聴き惚れている王鬍のぼんのくぼを目蒐(めが)けて、打ちおろした。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
爪長(つめなが)く、大(おほき)さは七尺(しやく)乃至(ないし)一丈(じやう)二三尺(じやく)位(ぐら)いの巨鳥(きよてう)が、天日(てんじつ)も暗(くら)くなる迄(まで)夥(おびたゞ)しく群(ぐん)をなして、吾(わ)が輕氣球(けいきゝゆう)を目懸(めが)けて、襲(おそ)つて來(き)たのである。
つゞいて飛込(とびこ)まんとする獅子(しゝ)を目掛(めが)けて、私(わたくし)は一發(いつぱつ)ドガン、水兵(すいへい)は手鎗(てやり)て突飛(つきと)ばす、日出雄少年(ひでをせうねん)は素早(すばや)く身(み)を跳(をど)らして、入口(いりくち)の扉(とびら)をピシヤン。
しかも、しかも、もはや寸分といえども正視するには堪(た)えなかった。片手で顔を掩うたまま獣眼蒐(めが)けて続けざまに引金を引いた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
どうと俯伏せに倒れたベナビデスの身体眼蒐(めが)けて、また一発! 続けてもう一発! 挙げていた片脚をパタッと降ろしてそれで動かなくなった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
が、やがて彼は自分の手頸に掴みかかって、我々の方角目蒐(めが)けて大切な文書袋を投げつけた。もちろん、その意味は明瞭である。
今(いま)や我(わ)が弦月丸(げんげつまる)の側面前方(そくめんぜんぱう)、約(やく)百米突(メートル)以内(いない)に接迫(せつぱく)し來(きた)つた海蛇丸(かいだまる)は、忽然(こつぜん)其(その)船首(せんしゆ)を左方(さほう)に廻轉(くわいてん)するよと見(み)る間(ま)に、其(その)鋭(するど)き衝角(しようかく)は恰(あたか)も電光石火(でんくわうせきくわ)の如(ごと)く、本船(ほんせん)の中腹(ちうふく)目撃(めが)けてドシン※
何と思ったか、私達の方を眼掛(めが)けて突進してくる牛もある。こうして放し飼にしてある牛の群の側を通るのは、慣れない私には気味悪く思われた。私達は牧夫の住んでいる方へと急いだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)