“眼蒐”の読み方と例文
読み方割合
めが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、しかも、もはや寸分といえども正視するにはえなかった。片手で顔を掩うたまま獣眼蒐めがけて続けざまに引金を引いた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
どうと俯伏せに倒れたベナビデスの身体眼蒐めがけて、また一発! 続けてもう一発! 挙げていた片脚をパタッと降ろしてそれで動かなくなった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
悪い足は中心を失って思わず蹌跟よろめいて机の上に片手を突いたが、突いたその手で無我夢中につかみ上げた書物を、力一杯犬の胴体眼蒐めがけて投げ付けた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)