“蹌跟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろ50.0%
よろめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卯平うへいはいきなり煙管きせるたゝきつけた。とりあわてゝ座敷ざしきむしろどろおとしてしきゐそとあししたまゝしばらころがつてたが、つひには蹌跟よろけ/\さわぎつゝとほにげた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
悪い足は中心を失って思わず蹌跟よろめいて机の上に片手を突いたが、突いたその手で無我夢中につかみ上げた書物を、力一杯犬の胴体眼蒐めがけて投げ付けた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)