“はうべん”の漢字の書き方と例文
語句割合
方便100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
垂しより已來(このかた)本尊(ほんそん)現化(げんげ)の秋の月は照(てら)さずと云所も無く眷屬(けんぞく)結縁(けちえん)の春の花(はな)薫(かをら)ずと云ふ袖も無(な)し方便(はうべん)の門(かど)には罪有る者を罰(ばつ)し難(がた)く抑々(そも/\)義長の品行(おこなひ)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
學問(がくもん)は社會(しやくわい)へ出(で)るための方便(はうべん)と心得(こゝろえ)てゐたから、社會(しやくわい)を一歩(ぽ)退(しり)ぞかなくつては達(たつ)する事(こと)の出來(でき)ない、學者(がくしや)といふ地位(ちゐ)には、餘(あま)り多(おほ)くの興味(きようみ)を有(も)つてゐなかつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
氣(き)が變(へん)になつてなくなつたといひます——上州(じやうしう)安中(あんなか)で旅藝者(たびげいしや)をしてゐた時(とき)、親知(おやし)らずでもらつた女(をんな)の子(こ)が方便(はうべん)ぢやありませんか、もう妙齡(としごろ)で……抱(かゝ)へぢやあありましたが、仲(なか)で藝者(げいしや)をしてゐて
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
拱(こまぬ)きて居(ゐ)たりしがとは云物(いふもの)の五十兩容易(ようい)の金に有ぬ故如何(どう)して穴(あな)を償(つぐな)はん實家へ何とか方便(はうべん)云(いふ)て時借なりとせんものか外に手段(しゆだん)は更(さら)に無しと胸(むね)に思へども久八にも夫のみは云出し兼(かね)て居たりしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それだつて、只(たゞ)刺戟(しげき)の方便(はうべん)として讀(よ)む丈(だけ)で、道(みち)其物(そのもの)とは無關係(むくわんけい)です
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)