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しよか
語句 | 割合 |
初夏 | 75.0% |
書賈 | 12.5% |
書架 | 6.3% |
諸家 | 6.3% |
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小林君が
洋傘で指さした
方を見ると、
成程もぢやもぢや生え繁つた
初夏の
雑木の
梢が鷹ヶ峯の左の裾を、
鬱陶しく隠してゐる。
因て
其駁雑を
刪り、
校訂清書し、
図は
豚児京水に
画しめしもの三巻、
書賈の
請に
応じ老人に
告て
梓を
許し
以世に
布しに、
発販一挙して七百
余部を
鬻り。
是に
依て
書肆後編を
乞ふ。
あなたの御譯しになつた原書は、今でもちやんと私の
書架の中に
飾つてあります。それを買つたのは
何時の頃の事か覺えてゐない
位ですから
定めし古い昔だらうと思ひます。