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はつなつ
ふりがな文庫
“はつなつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
初夏
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初夏
(逆引き)
夥しい煤煙の爲めに、年中どんよりした感じのする大阪の空も、
初夏
(
はつなつ
)
の頃は藍の色を濃くして、浮雲も白く光り始めた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
明るく
皓
(
しろ
)
い
初夏
(
はつなつ
)
の日ざしが、茂り合ったみどり草の網を
透
(
すか
)
して、淡く美しく、庭のもに照り渡り、
和
(
やわ
)
らかな光線は浅い
檐
(
ひさし
)
から部屋の中へも送って来ます。
艶容万年若衆
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
お吉を帰すと、彼はやがて、
選
(
よ
)
りすぐった小鳩を一羽ふところに入れ、
初夏
(
はつなつ
)
の陽がかがやかしい青田や梨の木畑の道を急いで、
異人墓
(
いじんばか
)
の丘へ登って行った。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はつなつ(初夏)の例文をもっと
(27作品)
見る
“はつなつ”の意味
《名詞》
はつなつ【初夏】
夏の初め。
(出典:Wiktionary)
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