『一利己主義者と友人との対話（いちりこしゅぎしゃとゆうじんとのたいわ）』

Ｂおい、おれは今度また引越しをしたぜ。 Ａそうか。君は来るたんび引越しの披露をして行くね。 Ｂそれは僕には引越し位の外に何もわざわざ披露するような事件が無いからだ。 Ａ葉書でも済むよ。 Ｂしかし今度のは葉書では済まん。 Ａどうしたんだ。何日 …

著者	石川啄木
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「創作　第一巻第九号」1910（明治43）年11月1日
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約12分（500文字/分）
朗読目安時間	約20分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

間（うち） 空（す） 下（しも） 些（ちっ） 緩（ゆっ） 此方（こっち） 極（きわ） 或（あるい） 食物（くいもの） 上（かみ） 纏（まとま） 拙（まず） 度（たび） 差支（さしつか） 定（きま） 纏（まと） 先刻（さっき） 殆（ほとん） 流行（はや） 淘汰（とうた） 然（しか） 理窟（りくつ） 稀（まれ） 何日（いつ） 空樽（あきだる） 筈（はず） 経（た） 何故（なぜ） 止（や） 何処（どこ） 羨（うらや） 莫迦（ばか） 蔭（かげ） 行燈（あんどん） 裏書（うらがき） 身体（からだ） 軽蔑（けいべつ） 長生（ながいき） 以前（もと） 間際（まぎわ） 乃至（ないし） 却（かえ） 各（おのおの） 喫（の） 喫驚（びっくり） 壊（こわ） 嫌（きら） 可（い） 室（へや） 尤（もっと） 居処（いどころ） 工夫（くふう） 巧（うま） 厭（いや） 可笑（おか） 後（あと） 性急（せっかち） 冠（かぶ） 所為（せい） 所謂（いわゆる） 披露（ひろう） 其奴（そいつ） 挨拶（あいさつ） 接穂（つぎほ） 昨夜（ゆうべ） 其処（そこ）