“裏書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらがき81.8%
うらが18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにもかかはらず結果から云へば、彼はビスマークの政治上で断行したことを、彼の学説と言論によつて一々裏書うらがきしたと云つても差支さしつかえないのである。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まるで、その言葉を裏書うらがきでもするように、生人形の首が、パッチリと目を見開いたのである。涼しい黒目がちの目だ。その黒目が右に左にキョロキョロと動いた。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
結局、赤外線男の仕業ということが裏書うらがきされたようなものだった。流石さすがの帆村探偵も手も足も出せなかった。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そう思って眺めると、彼女を伝研でんけんの病室に送る一行の物々しさは、右の推定すいてい裏書うらがきするに充分だった。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)