類似るゐじ)” の例文
宗助そうすけ東京とうきやう當座たうざは、時々とき/″\これ類似るゐじ質問しつもん御米およねからけて、その都度つどなぐさめるのに大分だいぶほねれたこともあつたが、近來きんらいまつたわすれたやうなにはなくなつたので
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
外國ぐわいこくから直接ちよくせつ日本にほん輸入ゆにふするものは一わりみなたかはなければならぬのである。同時どうじ外國ぐわいこくから直接ちよくせつ輸入ゆにふされるもの競爭品きやうさうひんあるひ類似るゐじ品物しなものみな大同小異だいどうせうい騰貴とうきするのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
それから一ぱうせうなる横穴よこあなのシキからは、ひと大腿骨だいたいこつ指骨しこつの一小部分せうぶぶんとがで、直刀ちよくたう折片せつべんつば鐵製てつせい寶珠形ほうじゆがたすかし)脛巾金はゞきおよ朱塗しゆぬり土器どき彌生式土器やよひしきどき類似るゐじす)とうでた。
宗助そうすけこれ類似るゐじこと普般的ふはんてきつたおぼえたしかにあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)