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もど
ふりがな文庫
“
鈍
(
もど
)” の例文
さりとは氣まゝの仰せに有難うぞんじますと言ひしは覺えで、頓ては車の上に小石川はまだかまだかと
鈍
(
もど
)
かしがりぬ。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さりとは気ままの仰せに有難うぞんじますと言ひしは覚えで、
頓
(
やが
)
ては車の上に
小石川
(
こいしかは
)
はまだかまだかと
鈍
(
もど
)
かしがりぬ。
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さりとは
氣
(
き
)
まゝの
仰
(
おほ
)
せに
有難
(
ありがた
)
うぞんじますと
言
(
い
)
ひしは
覺
(
おぼ
)
えで、
頓
(
やが
)
ては
車
(
くるま
)
の
上
(
うへ
)
に
小石川
(
こいしかは
)
はまだかまだかと
鈍
(
もど
)
かしがりぬ。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
庭下駄はくも
鈍
(
もど
)
かしきやうに、馳せ出でゝ椽先の
洋傘
(
かうもり
)
さすより早く、庭石の上を傳ふて急ぎ足に來たりぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
庭下駄はくも
鈍
(
もど
)
かしきやうに、
馳
(
は
)
せ出でて椽先の
洋傘
(
かうもり
)
さすより早く、庭石の上を伝ふて急ぎ足に来たりぬ。
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
母
(
かゝ
)
さん
切
(
き
)
れを
遣
(
や
)
つても
宜
(
よ
)
う
御座
(
ござ
)
んすかと
尋
(
たづ
)
ねて、
針箱
(
はりばこ
)
の
引出
(
ひきだ
)
しから
反仙
(
ゆふぜん
)
ちりめんの
切
(
き
)
れ
端
(
はし
)
をつかみ
出
(
だ
)
し、
庭下駄
(
にはげた
)
はくも
鈍
(
もど
)
かしきやうに、
馳
(
は
)
せ
出
(
い
)
でゝ
縁先
(
えんさき
)
の
洋傘
(
かうもり
)
さすより
早
(
はや
)
く
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫
(
そ
)
れ/\
羽織
(
はをり
)
の
裾
(
すそ
)
が
地
(
ち
)
について
泥
(
どろ
)
に
成
(
な
)
るは
御存
(
ごぞん
)
じ
無
(
な
)
いか、あれ
傘
(
かさ
)
が
轉
(
ころ
)
がる、あれを
疊
(
たゝ
)
んで
立
(
た
)
てかけて
置
(
お
)
けば
好
(
よ
)
いにと一々
鈍
(
もど
)
かしう
齒
(
は
)
がゆくは
思
(
おも
)
へども、
此處
(
こゝ
)
に
裂
(
き
)
れが
御座
(
ござ
)
んす
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あれを疊んで立てかけて置けば好いにと一々
鈍
(
もど
)
かしう齒がゆくは思へども、此處に裂れが御座んす、
此裂
(
これ
)
でおすげなされと呼かくる事もせず、これも立盡して降雨袖に侘しきを
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あれを畳んで立てかけて置けば
好
(
よ
)
いにと一々
鈍
(
もど
)
かしう歯がゆくは思へども、此処に
裂
(
き
)
れが御座んす、
此裂
(
これ
)
でおすげなされと呼かくる事もせず、これも立尽して降雨袖に
侘
(
わび
)
しきを
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“鈍”の意味
《名詞》
(なまくら)鈍い刃物。
(出典:Wiktionary)
鈍
常用漢字
中学
部首:⾦
12画
“鈍”を含む語句
愚鈍
遅鈍
魯鈍
鈍色
鈍刀
鈍物
鈍重
青鈍
薄鈍
鈍痴
鈍間
鈍々
利鈍
手鈍
鈍痴漢
鈍臭
遲鈍
鈍児
鈍遅
鈍人
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