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金儲
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かねまう
ふりがな文庫
“
金儲
(
かねまう
)” の例文
兵右衛門
(
へいゑもん
)
がかたにはかゝることゝは露しらず、本妻と
下女
(
げぢよ
)
が
修羅
(
しゆら
)
の
苦患
(
くげん
)
をたすけんと
御出家
(
ごしゆつけ
)
がたの
金儲
(
かねまう
)
けとなりけるとなり。
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
安
(
やす
)
さんが
例
(
れい
)
の
發明
(
はつめい
)
や、
金儲
(
かねまう
)
けの
話
(
はなし
)
をするとき、
其
(
その
)
聞
(
き
)
き
賃
(
ちん
)
に
奢
(
おご
)
るのかも
知
(
し
)
れない」と
云
(
い
)
つて
宗助
(
そうすけ
)
は
笑
(
わら
)
つてゐた。
會話
(
くわいわ
)
はそれなりでつい
發展
(
はつてん
)
せずに
仕舞
(
しま
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
自由には
取扱
(
とりあつか
)
ひ難く殊に
只今
(
たゞいま
)
手元
(
てもと
)
には一兩の金も是無しと云と雖も三五郎は
遙々
(
はる/″\
)
是迄
(
これまで
)
來りしゆゑ何卒
貸
(
か
)
し
呉
(
くれ
)
よと申に段右衞門
我等
(
われら
)
今
(
いま
)
は
別
(
べつ
)
に
金儲
(
かねまう
)
けも無れば是非もなしと
斷
(
ことわ
)
るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
世才があればこんな混乱期にこそ世の中の随所に
空洞
(
くうどう
)
を見つけて縦横に
金儲
(
かねまう
)
けの手を打つこともできるわけだが、私のやうなものはハンコ屋にでもなるのが最上の思ひつきだつたのだ。
老残
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
花見の趣向には違ひありませんが、こいつは矢張り
金儲
(
かねまう
)
けの興行物ですよ。
銭形平次捕物控:301 宝掘りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
然程
(
さるほど
)
に村井長庵は
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
に
金儲
(
かねまう
)
けの
蔓
(
つる
)
に有付たりと心に悦び十兵衞の
出府
(
しゆつぷ
)
を一日千
秋
(
しう
)
の思ひにて
待
(
まつ
)
程
(
ほど
)
に此方は十兵衞娘文を
連
(
つれ
)
て岩井村を出立し
道中
(
だうちう
)
にても心を
付
(
つけ
)
足を
痛
(
いた
)
めな
草臥
(
くたびれ
)
なと
種々
(
いろ/\
)
言
慰
(
なぐさ
)
めつゝ日を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
儲
漢検準1級
部首:⼈
18画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚