通過つうくわ)” の例文
之より国境を通過つうくわして清水越しみづごえいたらんには、少くとも十数日の日子をえうし、又利根岳より尾瀬沼即ち岩代と上野の国境にでんにも亦十余日をえうすべし
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
今晩こんばん——十時じふじから十一時じふいちじまでのあひだに、颶風ぐふう中心ちうしん東京とうきやう通過つうくわするから、みなさん、おけなさるやうにといふ、たゞいま警官けいくわんから御注意ごちういがありました。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
なべなかすこしぷんとこげつくにほひがした。かれはお玉杓子たまじやくしてた。なべそこうごかすごとにぢり/\とつた。かれわづかあつ雜炊ざふすゐ食道しよくだう通過つうくわしてちつくときほかりとかんじた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
したがつて越後と上野の国界とすべき所もさだまり、利根とね山奥の広袤こうばう概算がいさんするを得たり、此上は上越二国の間によこたはれる利根とねの山脈に攀登はんとうし、国界をさだめて之を通過つうくわ
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
一は曰く飽迄あくまで従前の如く水中をさかのぼらん、一は曰く山にのぼり山脈を通過つうくわして水源の上にでん、ことに人夫中冬猟の経験けいけんありて雪中せつちう此辺にきたりしもの、皆曰く是より前途はけんさらに嶮にしていう更に幽
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)