)” の例文
あゝかく大いなる善を語る魂よ、汝は誰なりしや、何ぞたゞひとりこれらのむべきわざを新たに陳ぶるや、請ふ告げよ 三四—三六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ふ、牛切ぎうきりの媽々かゝあをたとへもあらうに、毛嬙飛燕まうしやうひえんすさまじい、僭上せんじやういたりであるが、なにべつ美婦びふめるに遠慮ゑんりよらぬ。其處そこ
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ある時はパスカルの如心いため弱き蘆をばめ憐れみき
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
ホサナ、むべきかな、主の御名によりて来たる者!
たいこそはむべきかな、なやみてこれを養ふ。
(旧字旧仮名) / アダ・ネグリ(著)
主はむべき哉、無明むみやうの闇や、にくみ多き
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
めあげよ、かくりてかくまたけし。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
次にサフィーラとその夫を責め、エリオドロの蹴られしことをむ、我等はまたポリドロを殺せるポリネストルの汚名をして 一一二—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
うらやましいとはないまでも、結構けつこうだとでもいふことか、手柄てがらだといつてめてくれた。わたしむねがせまつた。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
我はひとりの大いなる貴き君が他のかゝる君に迎へられ、かれらをかしむる天上のかてをばともにたゝふるを見き 二二—二四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
……ともだちは、反感はんかん輕侮けいぶつ。精々せい/″\同情どうじやうのあるのが苦笑くせうする。とつた次第しだいだが……たゞくるまけてはかたがうまい、と——もつと御容子ごようすではない——いてる車夫わかいしゆめられた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
我その一人ひとりの事をいはむ、かれらのわざ目的めあては一なるがゆゑに、いづれにてもひとりをむるはふたりをほむることなればなり 四〇—四二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
汝地の震ふを覺え、また山の信心深き諸〻の靈の主(願はくは速かに彼等に登るをえさせたまへ)をめまつるを聞けるなり。 七〇—七二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
是故に、二の疑ひにひとしくうながされて、我もだせりとも、こはむをえざるにいづれば、我は己を責めもせじめもせじ 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)