“諸氏（しよし）” の例文
其所（そこ）へ坪井博士（つぼゐはかせ）は、石田理學士（いしだりがくし）、大野助手（おほのぢよしゆ）、野中事務員（のなかじむゐん）を同行（どうかう）して、電車（でんしや）で來（こ）られた。續（つゞ）いて帝室博物館員（ていしつはくぶつくわんゐん）、高橋（たかはし）、平子（ひらこ）、和田（わだ）、紀（き）の諸氏（しよし）が來（く）る。
探検実記　地中の秘密：29 お穴様の探検 (旧字旧仮名) ／ 江見水蔭(著)
時（とき）に画工（ぐわこう）——画家（ぐわか）、画伯（ぐわはく）には違（ちが）ひないが、何（ど）うも、画工（ゑかき）さんの方（はう）が、分（わ）けて旅（たび）には親味（したしみ）がある（以下（いか）、時（とき）に諸氏（しよし）に敬語（けいご）を略（りやく）する事（こと）を恕（ゆる）されたし。）貫（くわん）五さんは、この峠（たふげ）を、もとへ二町（ちやう）ばかり、樹（き）ぶり
十和田湖 (新字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
坪井博士（つぼゐはかせ）や八木氏等（やぎしとう）の著書（ちよしよ）、東京人類學會雜誌（とうきやうじんるゐがくくわいざつし）及（およ）び考古界等（かうこかいとう）を讀（よ）み、又（また）、水谷（みづたに）、谷（たに）、栗島（くりしま）諸氏（しよし）と各所（かくしよ）の遺跡（ゐせき）を發掘（はつくつ）するに至（いた）つて、益々（ます／＼）趣味（しゆみ）を感（かん）じて來（き）た。
探検実記　地中の秘密：01 蛮勇の力 (旧字旧仮名) ／ 江見水蔭(著)
加之（それに）、前（まへ）の諸氏（しよし）が發掘（はつくつ）したのは、畑中（はたなか）に塚（つか）の形（かたち）を成（な）して居（ゐ）た處（ところ）で、それは今（いま）開（ひら）かれて形（かたち）を留（と）めぬ。
探検実記　地中の秘密：03 嶺の千鳥窪 (旧字旧仮名) ／ 江見水蔭(著)