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みかけ
ふりがな文庫
“
見掛
(
みかけ
)” の例文
中
(
なか
)
には
見掛
(
みかけ
)
の
惡
(
わる
)
い
形
(
かたち
)
のものも
交
(
まじ
)
つた。
變
(
へん
)
なのが
出來
(
でき
)
るたびに
清
(
きよ
)
が
聲
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
して
笑
(
わら
)
つた。
小六
(
ころく
)
は
庖丁
(
はうちやう
)
の
脊
(
せ
)
に
濡布巾
(
ぬれぶきん
)
を
宛
(
あて
)
がつて、
硬
(
かた
)
い
耳
(
みゝ
)
の
所
(
ところ
)
を
斷
(
た
)
ち
切
(
き
)
りながら
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その博士や土方に
交
(
まじ
)
つて毎朝大学の構内を通る
十歳
(
とを
)
許
(
ばか
)
りの子供がある。子供に
似気
(
にげ
)
なくいつも歩きながらも
書物
(
ほん
)
を読んでゐるので、よくそれを
見掛
(
みかけ
)
る男が
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
お杉の
痩腕
(
やせうで
)
を掴んで一つ小突いたが、
彼女
(
かれ
)
は
些
(
ちっ
)
とも動かなかった。
見掛
(
みかけ
)
は枯木のようでも容易に倒れない、さながら大地に根が生えたように突ッ立っていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
そのお礼としてはいざ汽車へ乗って帰ろうという間際なぞに
極
(
きま
)
って
要
(
い
)
りもせぬ
見掛
(
みかけ
)
ばかり大きな
土産物
(
みやげもの
)
をば、まさか見る前で捨てられもせず、帰りの道中の荷厄介にと
背負
(
しょ
)
い
込
(
こま
)
せられる。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
見掛
(
みかけ
)
て
竊
(
ひそか
)
に
頼
(
たの
)
み度一條ありと云を
聞
(
きゝ
)
七右衞門
然
(
され
)
ば先
此方
(
こなた
)
へと一間へ
通
(
とほ
)
しけるに郷右衞門聲を
潜
(
ひそ
)
め藤五郎兄弟の事を
委細
(
ゐさい
)
に語りければ七右衞門夫は/\とばかりにて
惘
(
あき
)
れ居たりしかば建部は
膝
(
ひざ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
さりとも
知
(
し
)
らぬミハイル、アウエリヤヌイチは、
大得意
(
だいとくい
)
で、
仏蘭西
(
フランス
)
は
早晩
(
そうばん
)
独逸
(
ドイツ
)
を
破
(
やぶ
)
ってしまうだろうとか、モスクワには
攫客
(
すり
)
が
多
(
おお
)
いとか、
馬
(
うま
)
は
見掛
(
みかけ
)
ばかりでは、その
真価
(
しんか
)
は
解
(
わか
)
らぬものであるとか。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それはただ
見掛
(
みかけ
)
だけで、そろそろ動き出すことがある。11635
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
無論
見掛
(
みかけ
)
は
御位
(
みくらい
)
が安全なようでござりますが
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
「いいえ、お
見掛
(
みかけ
)
申しませんね。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
すると
見掛
(
みかけ
)
は気の違った阿房のようで
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“見掛”で始まる語句
見掛倒
見掛計