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落
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らく
ふりがな文庫
“
落
(
らく
)” の例文
今は
隱退
(
いんたい
)
してゐる小菅
劍
(
けん
)
之
助
(
すけ
)
老
(
ろう
)
八
段
(
だん
)
が
關根
(
せきね
)
金次郎名人に
向
(
むか
)
つて、
年
(
とし
)
をとると
落
(
らく
)
手があり
勝
(
か
)
ちになる。
落
(
らく
)
手があるやうでは名手とは言へぬ。
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
若し我を
索
(
もと
)
むるものならば奈何せん。われは巨巖の如くに我前に在る「コリゼエオ」に
匿
(
かく
)
れたり。われは猶きのふ
落
(
らく
)
したる如き重廊の上に立てり。こゝは暗くして
且
(
また
)
冷
(
ひやゝか
)
なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
其時
(
そのとき
)
裏
(
うら
)
の
山
(
やま
)
、
向
(
むか
)
ふの
峯
(
みね
)
、
左右
(
さいう
)
前後
(
ぜんご
)
にすく/\とあるのが、一ツ一ツ
嘴
(
くちばし
)
を
向
(
む
)
け、
頭
(
かしら
)
を
擡
(
もた
)
げて、
此
(
こ
)
の一
落
(
らく
)
の
別天地
(
べツてんち
)
、
親仁
(
おやぢ
)
を
下手
(
したで
)
に
控
(
ひか
)
へ、
馬
(
うま
)
に
面
(
めん
)
して
彳
(
たゝず
)
んだ
月下
(
げツか
)
の
美女
(
びぢよ
)
の
姿
(
すがた
)
を
差覗
(
さしのぞ
)
くが
如
(
ごと
)
く
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
明治二十四年には保は新居を神田仲猿楽町五番地に
卜
(
ぼく
)
して、七月十七日に起工し、十月一日にこれを
落
(
らく
)
した。脩は駿河国
駿東郡
(
すんとうごおり
)
佐野
(
さの
)
駅の駅長助役に転じた。抽斎歿後の第三十三年である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
恐い顔をしているけれど、仲々らい
落
(
らく
)
な男と見えます。
盗難
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
幸に
外國
(
とつくに
)
の一畫師ありてこゝを過ぎ、柱尖の僅に露出せるを見、その美を喜びて寫し歸りしより、世の人こゝに注目し、終に棘を刈り土を掘りて、此の宏壯なる柱堂の、新に
落
(
らく
)
せるものゝ如く
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“落”を含む語句
落着
落籍
洒落
墜落
落葉松
陥落
部落
落胆
落魄
落付
落下傘
落花
落下
零落
落人
落葉
破落戸
聚落
落日
洒落気
...