トップ
>
色合
>
いろあひ
ふりがな文庫
“
色合
(
いろあひ
)” の例文
お
螻
(
けら
)
殿
(
どの
)
を、
佛
(
ほとけ
)
さん
蟲
(
むし
)
、
馬追蟲
(
うまおひむし
)
を、
鳴聲
(
なきごゑ
)
でスイチヨと
呼
(
よ
)
ぶ。
鹽買蜻蛉
(
しほがひとんぼ
)
、
味噌買蜻蛉
(
みそがひとんぼ
)
、
考證
(
かうしよう
)
に
及
(
およ
)
ばず、
色合
(
いろあひ
)
を
以
(
もつ
)
て
子供衆
(
こどもしう
)
は
御存
(
ごぞん
)
じならん。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
けれども三千代は其方面の婦人ではなかつた。
色合
(
いろあひ
)
から云ふと、もつと
地味
(
ぢみ
)
で、
気持
(
きもち
)
から云ふと、もう少し
沈
(
しづ
)
んでゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
汽車の
内
(
うち
)
は
唯
(
たゞ
)
二人
(
ふたり
)
だけであつた。
萌黄
(
もえぎ
)
のやうな
色合
(
いろあひ
)
に
唐草模樣
(
からくさもやう
)
を
織
(
お
)
り出したシートの
状
(
さま
)
が、東京で乘る汽車のと同じであつたのは、小池に東京の家を思はせる
種
(
たね
)
になつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「大へん
柔
(
やは
)
らかな、はつきりした
色合
(
いろあひ
)
で、大へん美しく、正しく、お描きになつて。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
ここで父の平凡化は別な
色合
(
いろあひ
)
を以て姿を変へたのであつた。それから『平凡治癒』といふ概念である。これは実地医家は必ず
思当
(
おもひあた
)
るに違ひない。
疾
(
やまひ
)
は幾ら骨折つても癒えぬときがある。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
無論
(
むろん
)
、
婿
(
むこ
)
がねと
一所
(
いつしよ
)
で、
其
(
それ
)
は一
等室
(
とうしつ
)
はあつたかも
知
(
し
)
れない。が、
乗心
(
のりごゝろ
)
の
模様
(
もやう
)
も、
色合
(
いろあひ
)
も、いま
見
(
み
)
て
思
(
おも
)
ふのと
全
(
まつた
)
く
同
(
おな
)
じである。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
貴方
(
あなた
)
はな、とそれ、
赫
(
かつ
)
と
成
(
な
)
る。あの
瞼
(
まぶた
)
の
紅
(
くれなゐ
)
と
云
(
い
)
ふものが、
恰
(
あたかも
)
是
(
これ
)
、
醉
(
よ
)
へる
芙蓉
(
ふよう
)
の
如
(
ごと
)
しさ。
自慢
(
じまん
)
ぢやないが、
外國
(
ぐわいこく
)
にも
類
(
たぐ
)
ひあるまい。
新婚當時
(
しんこんたうじ
)
の
含羞
(
はにか
)
んだ
色合
(
いろあひ
)
を
新
(
あたら
)
しく
拜見
(
はいけん
)
などもお
安
(
やす
)
くない
奴
(
やつ
)
。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“色合”で始まる語句
色合い