“いろあひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
色合87.5%
調色12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車のうちたゞ二人ふたりだけであつた。萌黄もえぎのやうな色合いろあひ唐草模樣からくさもやうり出したシートのさまが、東京で乘る汽車のと同じであつたのは、小池に東京の家を思はせるたねになつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「大へんやはらかな、はつきりした色合いろあひで、大へん美しく、正しく、お描きになつて。」
例へばその時折の衣服の調色いろあひ、ある日の汗の臭などの些細の感覚の不愉快から終日母の傍に坐る事さへ苦痛にしたほど我儘で又驕奢であつた。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)