“いろあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
色合86.4%
色彩4.5%
色配4.5%
陰影4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ故に、一民族の有する或る具体的意味または言語は、その民族の存在の表明として、民族の体験の特殊な色合いろあいを帯びていないはずはない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
隣室をくぎった垂帳たれまくのふっくりとした襞の凹所くぼみは紫水晶のそれのような微妙な色彩いろあいをつけ出した。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ほう。なんといういい色配いろあいだ。肌の味だ。」
概ね打明け話は恋愛の陰影いろあいを濃くするという例に二人の場合ももれなかったのだ。二人は結婚した。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)