“いろどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
色彩37.1%
27.1%
彩色18.6%
色鳥12.9%
色取2.9%
光彩1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことにおつるは、色彩いろどりのとぼしい忠相の生涯における一紅点こうてんであったろう。たとえ、いかに小さくそして色褪いろあせていても。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
色はくすんだ赤黄色のもので、よいいろどりを与えます。この窯でかつて長方形の片口のような擂鉢すりばちを作りましたが、惜しいことに絶えました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「おれは素人しろうとで、こんな物の眼利きは出来ねえが、彩色いろどりといい、木目もくめといい、どう見ても拵え物じゃあねえらしい。こりゃあ確かに本物だ」
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
海岸の庭にも時々色鳥いろどりが来ます。色鳥というのは秋になると渡って来る毛色の美しい多くの小鳥のことであります。目白もその一つであります。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ところ当今たうこんではみな門弟等もんていらや、孫弟子共まごでしども面白おもしろをかしく種々いろ/\に、色取いろどりけてお話をいたしますから其方そのはうかへつてお面白おもしろい事でげすが、円朝わたくし申上まうしあげまするのはたゞ実地じつちに見ました事をかざりなく
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
その新生面はどんな光彩いろどりを放っているか、どんな香霧においを漂わしているか。