“くわいさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
快哉83.3%
光彩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし僕の集めたがらぬのはかならずしもその為ばかりではない。むしろ集めたいと云ふ気持に余り快哉くわいさいを感ぜぬのである。或は集めんとする気組みに倦怠けんたいを感じてしまふのである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
久しく山水に渇したるわが心を誘うて、思はず我をして手をつて快哉くわいさいを叫ばしめぬ。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
モデル臺、石膏せきかう胸像きようぞう、それから佛蘭西ふらんす象徴派しやうちやうはの名畫が一まいと、伊太利いたりーのローマンス派の古畫こぐわ摸寫もしやしたのが三枚、それがいづれも金縁きんぶちがくになつて南側の壁間かべ光彩くわいさいを放つてゐる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)