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快哉
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くわいさい
ふりがな文庫
“
快哉
(
くわいさい
)” の例文
人は自分が財産を得たと聞いて飛び上り
跳
(
は
)
ねまはり
快哉
(
くわいさい
)
を叫びはしない。人は責任を感じ仕事を考へ始める。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
岸を
噬
(
か
)
む水は、石に觸れて倒立し、
鹹沫
(
しぶき
)
は飛んで二人の面を
撲
(
う
)
てり。ポツジヨの興は風浪の高きに從ひて高く、掌を
抵
(
う
)
ちて哄笑し、海に對して
快哉
(
くわいさい
)
を連呼せり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しかし僕の集めたがらぬのは
必
(
かならず
)
しもその為ばかりではない。
寧
(
むし
)
ろ集めたいと云ふ気持に余り
快哉
(
くわいさい
)
を感ぜぬのである。或は集めんとする気組みに
倦怠
(
けんたい
)
を感じてしまふのである。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
久しく山水に渇したるわが心を誘うて、思はず我をして手を
拍
(
う
)
つて
快哉
(
くわいさい
)
を叫ばしめぬ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
最早
(
もはや
)
日本
(
につぽん
)
に
向
(
むか
)
つて
不禮
(
ぶれい
)
を
加
(
くわ
)
ふる
可
(
べ
)
からずとまで、
戰慄
(
せんりつ
)
恐懼
(
きやうく
)
する
程
(
ほど
)
の
大軍器
(
だいぐんき
)
の
發明
(
はつめい
)
を
要
(
えう
)
すると
申
(
もう
)
した
事
(
こと
)
を、かの
時
(
とき
)
は、
君
(
きみ
)
も
單
(
たん
)
に
快哉
(
くわいさい
)
と
叫
(
さけ
)
んだのみ、
私
(
わたくし
)
も
一
(
いつ
)
の
希望
(
きぼう
)
として、
深
(
ふか
)
く
胸
(
むね
)
の
奧
(
そこ
)
に
潜
(
ひそ
)
めて
居
(
を
)
つたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
轟大尉
(
とゞろきたいゐ
)
は
双手
(
さうしゆ
)
を
擧
(
あ
)
げて
快哉
(
くわいさい
)
を
叫
(
さけ
)
んだ。
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
は
腕
(
うで
)
をさすつて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
誦
(
しよう
)
じ
來
(
きた
)
り
誦
(
しよう
)
し
去
(
さ
)
つた
時
(
とき
)
には、
私
(
わたくし
)
は
思
(
おも
)
はず
快哉
(
くわいさい
)
を
※
(
さけ
)
んだよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“快哉”の意味
《名詞》
快哉(かいさい)
愉快なこと。痛快なこと。喜びの声。
(出典:Wiktionary)
快
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
哉
漢検準1級
部首:⼝
9画
“快哉”で始まる語句
快哉三呼