“かいさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カイサイ
語句割合
快哉79.1%
皆済11.6%
開催7.0%
海西2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざまを見ろと快哉かいさいを叫びたいところですが、まだ相手は次々とどんな手を打って来るかは判らないのですから、油断はできません。
ボロ家の春秋 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
「タイムスはたしかだが、僕のはすこぶる不慥ふたしかだよ。これからがいよいよ巧妙なる詐偽に取りかかるのだぜ。よく聞きたまえ月十円ずつで六百円なら何年で皆済かいさいになると思う、寒月君」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
……街上がいじょうに於て、ウィスキーのラッパ呑みを強要されしが、それより博士の提案により、会場をコルコットがい裏通りのバー、ホーンに於て一同揃って痛飲会つういんかい開催かいさいせられることとなり
信長は、それに保護の兵をつけて、海西かいさい郡まで送って放ち、龍興の弟新五郎を立てるならば、後日、斎藤家の祭祠まつりを絶やさぬだけの地は与えようと約した。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)