色取いろどり)” の例文
まず、西鶴さいかくのいわゆる「十二色のたたみ帯」、だんだら染、友禅染ゆうぜんぞめなど元禄時代に起ったものに見られるようなあまり雑多な色取いろどりをもつことは「いき」ではない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
ところ当今たうこんではみな門弟等もんていらや、孫弟子共まごでしども面白おもしろをかしく種々いろ/\に、色取いろどりけてお話をいたしますから其方そのはうかへつてお面白おもしろい事でげすが、円朝わたくし申上まうしあげまするのはたゞ実地じつちに見ました事をかざりなく
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)