“てうしよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝食50.0%
調色50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四度目に、根氣こんきのいゝ呼鈴ベルが鳴つた。全級の生徒は整列して朝食てうしよくの爲めに別の室へと進んで行つた。何か食べられるといふ見込で、私はどんなに嬉しかつたことだらう。
「あなた方は今朝朝食てうしよくが食べられなかつたのでせう。お腹がいてゐるに相違ありません。それでチイズ附のパンを晝食に皆さんに御馳走するように私は云つておきました。」
帽も上衣うはきジユツプも黒つぽい所へ、何処どこか緋や純白や草色くさいろ一寸ちよつと取合せて強い調色てうしよくを見せた冬服の巴里パリイ婦人が樹蔭こかげふのも面白い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)