“あさめし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝飯64.5%
朝食25.0%
朝餐9.2%
晨炊1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃産業的に需用の多い「朝飯あさめしの食卓で焼麺麭トウスト・卵子・珈琲コーヒーと一しょに消化してあとへ残らない程度の退屈で幸福な近代結婚生活の小説」
お浪は呆れ且つ案ずるに、のつそり少しも頓着せず朝食あさめし終ふて立上り、突然いきなり衣物を脱ぎ捨てゝ股引腹掛つけにかゝるを、飛んでも無い事何処へ行かるゝ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
被告の身にとつては人のい、福々ふく/″\した、朝餐あさめしうまく食べた裁判官に出会でくはすといふ事が大切だいじだが、原告になつてみると、平常いつも不満足たらしい
日の足もはや西に傾く頃家に還るを見れば、菜籠なかご一摘ひとつみばかり残れるは明朝の晨炊あさめしもうけなるべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)