“菜籠”の読み方と例文
読み方割合
なかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫は我家に入りて菜籠(なかご)かたよせ竈(かまど)に薪さしくべ、財布の紐とき翌日の本賃(もとで)をかぞえ除(の)け、また店賃(たなちん)をば竹筒へ納めなどする頃、妻眼を覚し精米の代とはいう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
日の足もはや西に傾く頃家に還るを見れば、菜籠(なかご)に一摘(ひとつみ)ばかり残れるは明朝の晨炊(あさめし)の儲(もうけ)なるべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
菜籠(なかご)を担って晨朝(あした)に銭六、七百を携え、蔓菁(かぶら)、大根、蓮根(れんこん)、芋を買い、我(わが)力の限り肩の痛むも屑(もののかず)ともせず、脚に信(まか)せて巷(ちまた)を声ふり立て、かぶらめせ、大根はいかに、蓮も候、芋やいも、と呼ばわりて
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)