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突殺
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つきころ
ふりがな文庫
“
突殺
(
つきころ
)” の例文
さような事に
頓着
(
とんじゃく
)
はいらぬから研ぐには及ばん、又憎い奴を
突殺
(
つきころ
)
す時は錆槍で突いた方が、先の奴が痛いから此方が
却
(
かえ
)
っていゝ
心持
(
こゝろもち
)
だ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
覺
(
さま
)
し給ふに
合點
(
がてん
)
行
(
ゆか
)
ずと無理にこぢ
明
(
あけ
)
て
這入
(
はひり
)
見れば
這
(
こ
)
は如何に隱居は
無慚
(
むざん
)
にも夜具の中に
突殺
(
つきころ
)
され
朱
(
あけ
)
に
染
(
そみ
)
て死したればアツとばかりに打驚き
惘
(
あき
)
れ果てぞ居たりける
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すれば、お
前
(
まへ
)
がロミオへの
封印代
(
ふいんがは
)
りにした
此
(
この
)
手
(
て
)
を、
他
(
あだ
)
し
證書
(
しょうしょ
)
の
封印
(
ふういん
)
に
使
(
つか
)
はうより、
又
(
また
)
僞
(
いつは
)
りの
無
(
な
)
い
此
(
この
)
心
(
こゝろ
)
を
操
(
みさを
)
に
背
(
そむ
)
いて
他
(
あだ
)
し
男
(
をとこ
)
に
向
(
む
)
けうより、
此
(
この
)
懷劒
(
くわいけん
)
で
手
(
て
)
も
心
(
こゝろ
)
も
突殺
(
つきころ
)
してのけう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
それから最近の事件では、若い
行脚僧
(
あんぎゃそう
)
がそれを見たので、娘の父が憤って、熊猟に用いる槍で
突殺
(
つきころ
)
したともいう。その死骸は
何
(
いず
)
れも炭焼
竈
(
がま
)
に入れて灰にしてしまうのが例とやら。
壁の眼の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
今夜にも両人を
槍
(
やり
)
で
突殺
(
つきころ
)
し、其の場で己も腹
掻切
(
かきゝ
)
って死のうか、そうすれば是が御主人様の顔の見納め、と思えば
顔色
(
がんしょく
)
も青くなり、主人の顔を見て涙を流せば
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
チッバルトは
突殺
(
つきころ
)
され、
倒
(
たふ
)
るゝ
途端
(
とたん
)
に
身
(
み
)
を
飜
(
ひるがへ
)
し、ロミオは
逃去
(
にげさ
)
ってござりまする。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
懸て遣はしたる恩を忘れよくも
悴
(
せがれ
)
五郎藏を
突殺
(
つきころ
)
し金銀質物を盜み出せしよな悴の
敵
(
かたき
)
思ひ知れやと云ながらも
飛懸
(
とびかゝ
)
りて
押伏
(
おしふせ
)
んとするゆゑ役人は聲をかけコリヤ/\五兵衞
控
(
ひか
)
へ
居
(
を
)
れ此方にて
召捕
(
めしとり
)
たる罪人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今夜客間に寝ている源次郎めが
中
(
ちゅう
)
二階に寝ているお國の所へ廊下伝いに忍び
行
(
ゆ
)
くに相違ないから、廊下で源次郎を
槍玉
(
やりだま
)
にあげ、中二階へ
踏込
(
ふみこ
)
んでお國を
突殺
(
つきころ
)
し、自分は其の場を去らず切腹すれば
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張