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發句
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ほつく
ふりがな文庫
“
發句
(
ほつく
)” の例文
新字:
発句
A
仕樣
(
しやう
)
がないなア。ぢや
説明
(
せつめい
)
してやる。よく
寄席
(
よせ
)
で
落語家
(
らくごか
)
がやるぢやないか。
横丁
(
よこちやう
)
の
隱居
(
いんきよ
)
が
熊
(
くま
)
さん八さんに
發句
(
ほつく
)
を
教
(
をし
)
へる
話
(
はなし
)
だ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
こんなうるさい
蠅
(
はい
)
でも、
道連
(
みちづ
)
れとなれば
懐
(
なつ
)
かしく
思
(
おも
)
はれたかして、
木曾
(
きそ
)
の
蠅
(
はい
)
のことを
發句
(
ほつく
)
に
讀
(
よ
)
んだ
昔
(
むかし
)
の
旅人
(
たびゞと
)
もありましたつけ。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
寶井其角が『
三圍
(
みめぐり
)
』の
發句
(
ほつく
)
を詠んで、夕立を降らせたといふ傳説が、眞面目に信ぜられた時代の人達の心持は、今の人には想像もつかぬものがあつた筈です。
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
細君は「本當に増田さんは
發句
(
ほつく
)
に御熱心ですことね」とばつを合はす。「熱心な癖に下手さ。ハヽヽヽ」と言つて、五十嵐は強ひて景氣をつけるやうな笑ひ方をする。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
すると
熊
(
くま
)
さんが、『
發句
(
ほつく
)
ツてそんなもんですかい、ぢや
譯
(
わけ
)
アねえ』と
云
(
い
)
ふので、『
目
(
め
)
の
玉
(
たま
)
のでんぐりかへる
旦
(
あした
)
かな』とやりだす。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
▼ もっと見る
お
前達
(
まへたち
)
は
芭蕉翁
(
ばせをおう
)
の
名
(
な
)
を
聞
(
き
)
いたことが
有
(
あ
)
りませう。あの
芭蕉翁
(
ばせをおう
)
の
木曾
(
きそ
)
で
讀
(
よ
)
んだ
發句
(
ほつく
)
が
石
(
いし
)
に
彫
(
ほ
)
りつけてあります。その
古
(
ふる
)
い
石碑
(
せきひ
)
が
馬籠
(
まごめ
)
の
村
(
むら
)
はづれに
建
(
た
)
てゝあります。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「増田屋金兵衞、二た抱へはたつぷりあらうといふ名物月見の松の下に縁臺を
据
(
す
)
ゑさせ、松の葉蔭から、ユラ/\と昇る月を眺め乍ら、チビチビと呑んだり、鹽豆を噛つたり、下手な
發句
(
ほつく
)
を考へたり」
銭形平次捕物控:261 弱い浪人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
落語家
(
らくごか
)
の
見識
(
けんしき
)
からすると、『
新玉
(
あらたま
)
の』は
本統
(
ほんたう
)
の
發句
(
ほつく
)
だが、『
目
(
め
)
の
玉
(
たま
)
の』は
無茶
(
むちや
)
な
句
(
く
)
だとして、それで
聽衆
(
ちやうしう
)
を
笑
(
わら
)
はせようとするんだが、
俺
(
おれ
)
の
見
(
み
)
る
所
(
ところ
)
は
之
(
これ
)
に
異
(
こと
)
なりだ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
まあ、この
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
の
土産話
(
みやげばなし
)
に、そこにある
古
(
ふる
)
い
石
(
いし
)
でもよく
見
(
み
)
て
行
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい。これから
東京
(
とうきやう
)
へお
出
(
いで
)
になりましたら、その
石
(
いし
)
に
發句
(
ほつく
)
が一つ
彫
(
ほ
)
つてあつたとお
話
(
はな
)
し
下
(
くだ
)
さい。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
發
部首:⽨
12画
句
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“發”で始まる語句
發
發見
發掘
發達
發明
發作
發表
發揮
發生
發心