“玉手箱”の読み方と例文
読み方割合
たまてばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最後さいご玉手箱たまてばこはなし、あれも事実じじつではありませぬ。べつにこの竜宮りゅうぐうければむらさきけむりちのぼる、玉手箱たまてばこもうすようなものはありませぬ。
これは玉手箱たまてばこといって、なかには、人間のいちばんだいじなたからがこめてございます。これをおわかれのしるしにさし上げますから、お持ちかえりくださいまし。
浦島太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
くもる、はなる。や、さいながいぞ。うちをのち、玉手箱たまてばこやぶれうもれぬが。わかひとさいを……さいさつしやい。うつかり見惚みとれてわしわすれた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)