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玉手箱
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たまてばこ
ふりがな文庫
“
玉手箱
(
たまてばこ
)” の例文
最後
(
さいご
)
に
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
玉手箱
(
たまてばこ
)
の
話
(
はなし
)
、あれも
事実
(
じじつ
)
ではありませぬ。
別
(
べつ
)
にこの
竜宮
(
りゅうぐう
)
に
開
(
あ
)
ければ
紫
(
むらさき
)
の
煙
(
けむり
)
が
立
(
た
)
ちのぼる、
玉手箱
(
たまてばこ
)
と
申
(
もう
)
すようなものはありませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
これは
玉手箱
(
たまてばこ
)
といって、なかには、人間のいちばんだいじなたからがこめてございます。これをおわかれのしるしにさし上げますから、お持ちかえりくださいまし。
浦島太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
雲
(
くも
)
が
来
(
く
)
る、
花
(
はな
)
が
降
(
ふ
)
る。や、
此
(
こ
)
の
采
(
さい
)
は
気
(
き
)
が
長
(
なが
)
いぞ。
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
る
内
(
うち
)
に
斧
(
をの
)
の
柄
(
え
)
が
朽
(
く
)
ち、
玉手箱
(
たまてばこ
)
が
破
(
やぶ
)
れうも
知
(
し
)
れぬが。
少
(
わか
)
い
人
(
ひと
)
、
其
(
そ
)
の
采
(
さい
)
を……
其
(
そ
)
の
采
(
さい
)
を
出
(
だ
)
さつしやい。うつかり
見惚
(
みと
)
れて
私
(
わし
)
も
忘
(
わす
)
れた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「彼女は急ぎ
水瓶
(
みづがめ
)
を手に取り下ろし、それを彼に飮ましめた。」すると、彼は、
懷中
(
ふところ
)
から
玉手箱
(
たまてばこ
)
を一つ取り出して、それを開け、立派な腕環や耳環を見せた。彼女は驚愕と稱讃の
身振
(
みぶり
)
をする。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
玉手箱
(
たまてばこ
)
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
と、くれぐれもねんをおして、
玉手箱
(
たまてばこ
)
をおわたしになりました。浦島は
浦島太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そのとき、浦島はふと、かかえていた
玉手箱
(
たまてばこ
)
に気がつきました。
浦島太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
“玉手箱”の解説
玉手箱(たまてばこ)は、「美しい」を意味する「玉」と、小道具を入れておく日本の伝統的な小箱である「手箱」を合わせて作られた言葉で、特におとぎ話の浦島太郎に登場する手箱を指す。また、軽々しく開いてはいけない大切な箱のこと。玉匣。
(出典:Wikipedia)
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
箱
常用漢字
小3
部首:⽵
15画
“玉手”で始まる語句
玉手
玉手函
玉手次
玉手御前