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無爲
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むゐ
ふりがな文庫
“
無爲
(
むゐ
)” の例文
新字:
無為
雨を好むこゝろは確に
無爲
(
むゐ
)
を愛するこゝろである。爲事の上に心の上に、何か企てのある時は多く雨を忌んで晴を喜ぶ。
樹木とその葉:19 なまけ者と雨
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
この八年の間、私の生活は、變化に
乏
(
とぼ
)
しいものではあつたが、
不幸福
(
ふしあはせ
)
ではなかつた。何故なら、それは
無爲
(
むゐ
)
な生活ではなかつたから。私は自分の手の屆く限りの
優
(
すぐ
)
れた教育を受ける道を講じた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
太史公
(
たいしこう
)
曰
(
いは
)
く、
老子
(
らうし
)
の
貴
(
たつと
)
ぶ
所
(
ところ
)
の
道
(
みち
)
は、
(一二二)
虚無
(
きよむ
)
にして
因應
(
いんおう
)
し、
無爲
(
むゐ
)
に
變化
(
へんくわ
)
す、
故
(
ゆゑ
)
に
著書
(
ちよしよ
)
、
(一二三)
辭稱
(
じしよう
)
微妙
(
びめう
)
にして
識
(
し
)
り
難
(
がた
)
し。
莊子
(
さうじ
)
は
(一二四)
道徳
(
だうとく
)
を
散
(
さん
)
じて
放論
(
はうろん
)
す、
要
(
えう
)
は
亦
(
また
)
之
(
これ
)
を
自然
(
しぜん
)
に
歸
(
き
)
せり。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
もし
自然
(
しぜん
)
が
此儘
(
このまゝ
)
に
無爲
(
むゐ
)
の
月日
(
つきひ
)
を
驅
(
か
)
つたなら、
久
(
ひさ
)
しからぬうちに、
坂井
(
さかゐ
)
は
昔
(
むかし
)
の
坂井
(
さかゐ
)
になり、
宗助
(
そうすけ
)
は
元
(
もと
)
の
宗助
(
そうすけ
)
になつて、
崖
(
がけ
)
の
上
(
うへ
)
と
崖
(
がけ
)
の
下
(
した
)
に
互
(
たがひ
)
の
家
(
いへ
)
が
懸
(
か
)
け
隔
(
へだゝ
)
る
如
(
ごと
)
く、
互
(
たがひ
)
の
心
(
こゝろ
)
も
離
(
はな
)
れ
離
(
ばな
)
れになつたに
違
(
ちがひ
)
なかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
無能
(
むのう
)
に
無爲
(
むゐ
)
にあをざめり。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
しいんとした日の光を眼に耳に感じながら靜かに居るといふことは、從つて
無爲
(
むゐ
)
を愛することになる。
樹木とその葉:05 夏を愛する言葉
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
(一七)
李耳
(
りじ
)
は
無爲
(
むゐ
)
にして
自
(
おのづか
)
ら
化
(
くわ
)
す、
清靜
(
せいせい
)
にして
自
(
おのづか
)
ら
正
(
ただ
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
爲
部首:⽖
12画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙