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本気
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ほんき
ふりがな文庫
“
本気
(
ほんき
)” の例文
旧字:
本氣
つづいて、ピシッ、
馭者
(
ぎょしゃ
)
がむちをあてると
馬
(
うま
)
は
本気
(
ほんき
)
になって
走
(
はし
)
り
出
(
だ
)
しました。
外
(
そと
)
を
見
(
み
)
ていると、だんだん
駅
(
えき
)
から
遠
(
とお
)
ざかりました。
しらかばの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし僕等は
本気
(
ほんき
)
になって互に
反駁
(
はんばく
)
を加え合っていた。ただ僕等の友だちの一人、——Kと云う医科の生徒だけはいつも僕等を
冷評
(
れいひょう
)
していた。
彼
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
本気
(
ほんき
)
の
沙汰
(
さた
)
ではない、
世
(
よ
)
にあるまじき
呵責
(
かしやく
)
の
苦痛
(
くつう
)
を
受
(
う
)
けて
居
(
ゐ
)
る、
女房
(
にようばう
)
の
音信
(
おとづれ
)
を
聞
(
き
)
いて、
赫
(
くわつ
)
と
成
(
な
)
つて
気
(
き
)
が
違
(
ちが
)
つたんです。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昨日
(
きのう
)
も
君
(
きみ
)
が
逆上
(
のぼせ
)
られた
後
(
のち
)
、
私
(
わたし
)
はハバトフと
長
(
なが
)
いこと、
君
(
きみ
)
のことを
相談
(
そうだん
)
しましたがね、いや
君
(
きみ
)
もこんどは
本気
(
ほんき
)
になって、
病気
(
びょうき
)
の
療治
(
りょうじ
)
を
遣
(
や
)
り
給
(
たま
)
わんといかんです。
私
(
わたし
)
は
友人
(
ゆうじん
)
として
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
打明
(
うちあ
)
けます。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
カラスが
本気
(
ほんき
)
でそう言っていることはたしかです。こうなったからには、カラスの言うとおりにするほかはありません。そこで、ニールスは、おとなしくすわって、じっとカラスたちを見つめました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
▼ もっと見る
もし、このうえ、
私
(
わたし
)
どもが
貧乏
(
びんぼう
)
しなければならぬようなら、おまえを
角兵衛獅子
(
かくべえじし
)
にでもくれなければならぬと、
半分
(
はんぶん
)
は
本気
(
ほんき
)
で、
半分
(
はんぶん
)
はおどかしのつもりだろうが、いったものだ。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、また、いつもおじいさんが
歌
(
うた
)
うような
節
(
ふし
)
で
唄
(
うた
)
をうたったものがあります。おじいさんは、
人
(
ひと
)
のまねをするやつは、なにものだろうと、こんどは、
本気
(
ほんき
)
になって、あたりを
見
(
み
)
まわしました。
からすの唄うたい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“本気”の解説
本気
(出典:Wikipedia)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“本”で始まる語句
本
本所
本郷
本当
本意
本望
本性
本當
本文
本町