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抑制
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よくせい
ふりがな文庫
“
抑制
(
よくせい
)” の例文
後
(
あと
)
では
寧
(
むし
)
ろ
悔
(
く
)
いるまでも
羞恥
(
はぢ
)
と
恐怖
(
おそれ
)
とそれから
勘次
(
かんじ
)
を
憚
(
はゞか
)
ることから
由
(
よ
)
つて
來
(
きた
)
る
抑制
(
よくせい
)
の
念
(
ねん
)
とが
慌
(
あわ
)
てゝ
其
(
そ
)
の
手
(
て
)
を
振
(
ふ
)
り
挘
(
もき
)
らせるのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
この時の事勢においてこれを
抑制
(
よくせい
)
すること
能
(
あた
)
わず、ついに
姑息
(
こそく
)
の
策
(
さく
)
に
出
(
い
)
で、その執政を
黜
(
しりぞ
)
けて一時の人心を
慰
(
なぐさ
)
めたり。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
斯樣
(
かやう
)
にして
自
(
みづか
)
ら
遠慮
(
ゑんりよ
)
をし、
又
(
また
)
自分
(
じぶん
)
から
抑制
(
よくせい
)
をして
共同生活
(
きやうどうせいくわつ
)
の
妨害
(
ばうがい
)
にならぬやうにと
注意
(
ちゆうい
)
をして
來
(
く
)
るのである。
即
(
すなは
)
ち
放任主義
(
はうにんしゆぎ
)
の
神髓
(
しんずゐ
)
とする
所
(
ところ
)
であります。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
このやうに
抑制
(
よくせい
)
され、簡單にされて、私の話は、ます/\
眞心
(
ほんとう
)
らしく聽えるのだつた。私は、話しながら、テムプル先生が、十分に私を信じてゐると感じた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
世の中の活動を
抑制
(
よくせい
)
されてしまった閑父にとって、植物を
育成
(
いくせい
)
し、その発育に必然の理を感じることは、自分を小造物者のように思わせるのであったが、同じように
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
▼ もっと見る
その代り肚をすえ命をすててかかるという太々しさ純潔さは失われて、勢いに乗じて自我の
抑制
(
よくせい
)
もつつしみも忘れただ慾の皮の仕上げをたのしむだけの
老獪
(
ろうかい
)
な古狸になってしまった。
家康
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
然
(
しか
)
し
其
(
その
)
最
(
もつと
)
も
恐
(
おそ
)
れを
懷
(
いだ
)
くべき
金錢
(
きんせん
)
の
問題
(
もんだい
)
が
其
(
その
)
心
(
こゝろ
)
を
抑制
(
よくせい
)
するには
勘次
(
かんじ
)
は
餘
(
あま
)
りに
慌
(
あわ
)
てゝ
且
(
かつ
)
驚
(
おどろ
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
醫者
(
いしや
)
は
鬼怒川
(
きぬがは
)
を
越
(
こ
)
えて
東
(
ひがし
)
に
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
熱烈な言葉や昂奮した語調の方へ
外
(
そ
)
れさせず、また、彼女を見、その言葉に耳を傾けるものゝ享樂的な氣持ちを
抑制
(
よくせい
)
するやうな
畏敬
(
ゐけい
)
の感じで、きよめる何ものかゞあるのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「
何
(
なん
)
でとがめるもんか」
勘次
(
かんじ
)
は
抑制
(
よくせい
)
した
或
(
ある
)
物
(
もの
)
が
激發
(
げきはつ
)
したやうに
直
(
すぐ
)
に
打消
(
うちけ
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
抑
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
制
常用漢字
小5
部首:⼑
8画
“抑制”で始まる語句
抑制機