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抑々
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そも/\
ふりがな文庫
“
抑々
(
そも/\
)” の例文
勤
(
つと
)
め美名を後世に
傳
(
つた
)
へし
青砥
(
あをと
)
左衞門尉
藤綱
(
ふぢつな
)
は
公事訴訟等
(
くじそしようとう
)
を聞るゝときは必ず眼を
閉塞
(
ふさぎ
)
て調べられしとこそ聞えたれ
抑々
(
そも/\
)
越前守殿此長庵を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「君達も今は劇は芸術だからつて、高く
止
(
とま
)
つてゐるが、芝居に足を
踏
(
ふ
)
ん
込
(
ご
)
むだ
抑々
(
そも/\
)
は、まさか芸術家になつてみたいと思つた訳でも無かつたらう。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そこで甲田は、自分がその祕訣を知つた
抑々
(
そも/\
)
の事から話して聞かした。校長は出席簿を碌々つけないけれども、月末には
確然
(
ちやん
)
と歩合を取つて郡役所に報告する。
葉書
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
危急存亡の
秋
(
とき
)
切迫すること間髪を容れず、
抑々
(
そも/\
)
昨年来一時の平和の形をなすと
雖
(
いへど
)
も、大小藩主
各
(
おの/\
)
狐疑を抱き、天下人心
恟々然
(
きよう/\ぜん
)
として、その乱れること百万の
兵戈
(
へいくわ
)
動くより恐るべし……
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
女子
(
ぢよし
)
粧
(
よそほ
)
はば
寧
(
むし
)
ろ
恁
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
きを
以
(
もつ
)
て
會心
(
くわいしん
)
の
事
(
こと
)
とせん。
美顏術
(
びがんじゆつ
)
に
到
(
いた
)
りては
抑々
(
そも/\
)
末也
(
すゑなり
)
。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
「その綺麗なのが
抑々
(
そも/\
)
間違ひの
因
(
もと
)
で」
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
垂しより
已來
(
このかた
)
本尊
(
ほんそん
)
現化
(
げんげ
)
の秋の月は
照
(
てら
)
さずと云所も無く
眷屬
(
けんぞく
)
結縁
(
けちえん
)
の春の
花
(
はな
)
薫
(
かをら
)
ずと云ふ袖も
無
(
な
)
し
方便
(
はうべん
)
の
門
(
かど
)
には罪有る者を
罰
(
ばつ
)
し
難
(
がた
)
く
抑々
(
そも/\
)
義長の
品行
(
おこなひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吐
(
つか
)
せ給ひながら是は内々なり必ず
沙汰
(
さた
)
す
可
(
べか
)
らずと
仰
(
おほせ
)
られたるが
斯
(
かく
)
吉宗公が
溜息
(
ためいき
)
を
吐
(
つか
)
せ給ふは
抑々
(
そも/\
)
天一坊の身の上を
思
(
おぼ
)
し
召
(
めし
)
ての事なり世の親の子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
抑
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
々
3画
“抑”で始まる語句
抑
抑揚
抑〻
抑留
抑圧
抑制
抑止
抑遜
抑覇
抑損