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いはれ
ふりがな文庫
“
所謂
(
いはれ
)” の例文
其
(
その
)
所謂
(
いはれ
)
を
聞
(
き
)
くと、
子路
(
しろ
)
と
云
(
い
)
ふ
男
(
をとこ
)
は、
一
(
ひと
)
つ
何
(
なに
)
か
教
(
をす
)
はつて、それをまだ
行
(
おこな
)
はないうちに、
又
(
また
)
新
(
あた
)
らしい
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
くと
苦
(
く
)
にする
程
(
ほど
)
正直
(
しやうぢき
)
だからだつて
云
(
い
)
ふんです。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
後家
(
ごけ
)
安より其方へ頼むべき
所謂
(
いはれ
)
なきにより金子は
勿論
(
もちろん
)
安に渡す
譯
(
わけ
)
なし全く小夜衣が申立る通り其方と三次と申合せ姉に
逢
(
あは
)
して
遣
(
や
)
ると
僞
(
いつは
)
りて連出し身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この客の
言
(
ことば
)
を尽せるにも
理
(
ことわり
)
聞えて、
無下
(
むげ
)
に
打
(
うち
)
も棄てられず、されども貫一が唯涙を流して一語を
出
(
いだ
)
さず、いと善く識るらん人をば覚無しと言へる、これにもなかなか
所謂
(
いはれ
)
はあらんと
推測
(
おしはから
)
るれば
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
利助
不審
(
ふしん
)
の
㒵
(
かほ
)
をなし
天麩羅
(
てんふら
)
とはいかなる
所謂
(
いはれ
)
にかといふ。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
飛行
(
ひかう
)
なさばいざしらず我が庭の飛石に
草履
(
ざうり
)
の
形
(
かた
)
が血にて
明々
(
あり/\
)
殘るの
所謂
(
いはれ
)
なし
是
(
これ
)
眞
(
しん
)
に
疑
(
うたが
)
ふべき一ツなり然すれば傳吉に
意旨
(
いし
)
を
含
(
ふくみ
)
し者猿島川
邊
(
へん
)
にて男女の
害
(
がい
)
されたるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
利助
不審
(
ふしん
)
の
㒵
(
かほ
)
をなし
天麩羅
(
てんふら
)
とはいかなる
所謂
(
いはれ
)
にかといふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
悦ぶ
所謂
(
いはれ
)
なし只今申上候御密談と申は
外
(
ほか
)
の儀に候はず伊豆守殿には
拙者
(
せつしや
)
より先へ
御登城
(
ごとじやう
)
なされ將軍家へ天一坊儀は
重役共
(
ぢうやくども
)
より
先達
(
さきだつ
)
て
身分
(
みぶん
)
相調
(
あひしら
)
べ候處全く將軍の
御子樣
(
おこさま
)
に
相違
(
さうゐ
)
なく存じ奉つり此段
言上
(
ごんじやう
)
仕り候へ共
退
(
しりぞ
)
いて
能々
(
よく/\
)
勘考
(
かんかう
)
仕つり候へば
不審
(
ふしん
)
の
廉々
(
かど/\
)
も御座候
故
(
ゆゑ
)
奉行越前心付し
體
(
てい
)
に仕り内々
吟味
(
ぎんみ
)
致させ候に天一坊儀は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“所謂”の意味
《連体詞》
所 謂(しょい、いわゆる)
いわゆる。世間で一般的に言うところの。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
謂
漢検準1級
部首:⾔
16画
“所謂”で始まる語句
所謂因縁