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当分
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とうぶん
ふりがな文庫
“
当分
(
とうぶん
)” の例文
旧字:
當分
「なにしろ
頼
(
たの
)
みとするせがれでしたので、
量見
(
りょうけん
)
がせまいようですが、
当分
(
とうぶん
)
他人
(
たにん
)
さまのためにどうこうする
気持
(
きも
)
ちも
起
(
お
)
こりません。」
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ついでにこの
家
(
いえ
)
もお
前
(
まえ
)
さんにあずけるから、
遠慮
(
えんりょ
)
なく
住
(
す
)
まって
下
(
くだ
)
さい。わたしたちは
当分
(
とうぶん
)
遠方
(
えんぽう
)
へ行って
暮
(
く
)
らさなければなりません。
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
しかたがない、わしの家も
当分
(
とうぶん
)
はまだせわしいから
手伝
(
てつだ
)
っていな。そのうち、どこか
小僧
(
こぞう
)
にでもいったらいいだろう。
清造と沼
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
「お前、この間、そう云ったじゃねえか。このスウィッチは、
当分
(
とうぶん
)
不用
(
ふよう
)
だから、いつまでもお使いなさい、とな」
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ランチュウの
子
(
こ
)
がありまして、こいつは、うまく
育
(
そだ
)
てりや、
大
(
たい
)
したものになるでしよう。いえ
値段
(
ねだん
)
はいいです。さしあげるんですよ。
餌
(
えさ
)
は、
当分
(
とうぶん
)
のうち、
卵
(
たまご
)
の
黄身
(
きみ
)
にしてください。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
▼ もっと見る
当分
(
とうぶん
)
比所
(
ここ
)
でみっしり
修行
(
しゅぎょう
)
を
積
(
つ
)
み、
早
(
はや
)
く
上
(
うえ
)
の
境涯
(
きょうがい
)
へ
進
(
すす
)
む
工夫
(
くふう
)
をせねばならぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
若者
(
わかもの
)
はとんだ
拾
(
ひろ
)
い
物
(
もの
)
をしたと
思
(
おも
)
って、いわれるままにその
家
(
いえ
)
に
住
(
す
)
みました。たった
一人
(
ひとり
)
の
暮
(
く
)
らしですから、
当分
(
とうぶん
)
はもらったお
米
(
こめ
)
で、
不自由
(
ふじゆう
)
なく
暮
(
く
)
らしていきました。
一本のわら
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「そのうちに、君を自由にしてやるよ。
当分
(
とうぶん
)
ここにいて、わしの仕事に協力してもらうのだ」
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「どうするって、
俺
(
おれ
)
には、べつにいい
考
(
かんが
)
えがないから、
当分
(
とうぶん
)
こうしているよりしかたがない。おまえは、かってにするがいいが、その
金
(
かね
)
をなくしてしまったら、どうするつもりだ。」
くわの怒った話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“
余
(
よ
)
は
当分
(
とうぶん
)
失踪する。これは
遺書
(
いしょ
)
である。ドクトル金”
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“当分”の意味
《名詞》
当分(とうぶん)
しばらく。しばし。さしあたり。
(context、dated)当座。時分。
(出典:Wiktionary)
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“当”で始まる語句
当
当然
当惑
当時
当前
当座
当家
当麻
当身
当嵌