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引
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ひツ
ふりがな文庫
“
引
(
ひツ
)” の例文
それでからもう
砂利
(
じやり
)
でも
針
(
はり
)
でもあれと
地
(
つち
)
へこすりつけて、
十
(
とう
)
余
(
あま
)
りも
蛭
(
ひる
)
の
死骸
(
しがい
)
を
引
(
ひツ
)
くりかへした
上
(
うへ
)
から、五六
間
(
けん
)
向
(
むか
)
ふへ
飛
(
と
)
んで
身顫
(
みぶるひ
)
をして
突立
(
つツた
)
つた。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
凄
(
すさま
)
じく
嘶
(
いなゝ
)
いて
前足
(
まへあし
)
を
両方
(
りやうはう
)
中空
(
なかぞら
)
へ
飜
(
ひるがへ
)
したから、
小
(
ちひさ
)
な
親仁
(
おやぢ
)
は
仰向
(
あふむ
)
けに
引
(
ひツ
)
くりかへつた、づどんどう、
月夜
(
つきよ
)
に
砂煙
(
すなけぶり
)
が
𤏋
(
ぱツ
)
と
立
(
た
)
つ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
婦人
(
をんな
)
は
早
(
は
)
や
衣服
(
きもの
)
を
引
(
ひツ
)
かけて
椽側
(
えんがは
)
へ
入
(
はい
)
つて
来
(
き
)
て、
突然
(
いきなり
)
帯
(
おび
)
を
取
(
と
)
らうとすると、
白痴
(
ばか
)
は
惜
(
を
)
しさうに
押
(
おさ
)
へて
放
(
はな
)
さず、
手
(
て
)
を
上
(
あ
)
げて。
婦人
(
をんな
)
の
胸
(
むね
)
を
圧
(
おさ
)
へやうとした。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“引”の解説
引(いん、yǐn)は中国の伝統的な長さの単位である。1丈の10倍にあたる。実際の長さは時代によって異なる。
『漢書』律暦志に「度者、分・寸・尺・丈・引也。……十分為寸、十寸為尺、十尺為丈、十丈為引。」と見える。
1929年に市制が定められたときには「引」も定義されており、100尺 = 100/3メートル(約33.3m)であった。しかしあまり使われることはなく、中華人民共和国の市制では定義されていない。
(出典:Wikipedia)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“引”を含む語句
引掛
引剥
誘引
引返
引退
引被
引込
引張
引立
引裂
股引
引懸
引廻
引籠
引越
引取
引傾
承引
引摺
引掴
...