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并
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ならび
ふりがな文庫
“
并
(
ならび
)” の例文
賣
(
うり
)
に參らんと
今
(
いま
)
質
(
しち
)
より受出して來たる
衣服
(
いふく
)
并
(
ならび
)
に
省愼
(
たしなみ
)
の大小を
帶
(
たい
)
し立派なる
出立
(
いでたち
)
に支度なして居たる處へ同じ長家に居る
彼張子
(
かのはりこ
)
の
釣鐘
(
つりがね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
翌日になりますと、新吉原町辨天屋祐三郎抱え紅梅
并
(
ならび
)
に下河原園八郎という清左衞門の弟をお呼出しに相成るという一寸一息つきまして。
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
九年一号及び十年一号に挿入せるスケッチに
拠
(
よ
)
りて、日光火山群の一部、高原
并
(
ならび
)
に那須火山塊の外は
略
(
ほ
)
ぼ尽されているが
望岳都東京
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
大伴家持は、天平感宝元年五月十二日、越中国守の館で、「
陸奥
(
みちのく
)
国より
金
(
くがね
)
を出せる詔書を
賀
(
ことほ
)
ぐ歌一首
并
(
ならび
)
に短歌」を作った。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「元千代様御読書御相手御用
并
(
ならび
)
に侍講是迄の通相勤候様にとの御事に候。御留書頭之当番并に奥入御免遊ばさる。」
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
同寺から
高野
(
こうや
)
へ送った武田家品物の目録書の稿の中に、飯縄本尊
并
(
ならび
)
に法次第一冊信玄公
御随身
(
みずいしん
)
とあることが
甲斐国志
(
かいこくし
)
巻七十六に見えているから、飯綱の法も行ったか知れぬ。
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
やがて先生
座
(
ざ
)
に
復
(
ふく
)
され、予、近日の
飲食
(
いんしょく
)
御起居
(
ごききょ
)
如何
(
いかん
)
と問えば、先生、
左右
(
さゆう
)
の手を
両
(
りょう
)
の
袖
(
そで
)
のうちに入れ、
御覧
(
ごらん
)
の通り
衣
(
きもの
)
はこの通り何んでも
構
(
かま
)
いませぬ、食物は
魚
(
さかな
)
并
(
ならび
)
に
肉類
(
にくるい
)
は一切用いず
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
富士観象会の目的
並
(
ならび
)
にその事務の大要は
載
(
の
)
せて前段の主趣
并
(
ならび
)
に規則書等に
詳
(
つまびら
)
かなり。
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
これは家持作だが、天平勝宝七歳三月三日、
防人
(
さきもり
)
を
撿校
(
けんぎょう
)
する勅使、
并
(
ならび
)
に兵部使人等、
同
(
とも
)
に
集
(
つど
)
える
飲宴
(
うたげ
)
で、兵部少輔大伴家持の作ったものである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
添
(
そへ
)
て差上申べしと云ければ後藤始め大いに悦び夫は何よりの幸ひ何分頼むと有りけるに八五郎は
後藤
(
ごとう
)
并
(
ならび
)
に夫婦の者の
素性
(
すじやう
)
を
委
(
くは
)
しく書状に
認
(
したゝ
)
め是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「同月同日。元千代様御読書御相手御用。阿部八助と申合せ相勤め
并
(
ならび
)
に侍講をも相勤め候様にとの御事に候。」
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
聞
(
きゝ
)
母子諸共
(
おやこもろとも
)
先番屋へ
引上
(
ひきあげ
)
勘兵衞が後家の家主を
呼
(
よび
)
段々
(
だん/\
)
掛合
(
かけあひ
)
の上屆に及びしかば
檢使
(
けんし
)
出張
(
しゆつちやう
)
にて勘兵衞
後家
(
ごけ
)
并
(
ならび
)
に太七が
口書
(
くちがき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
朶雲拝誦
(
だうんはいしょう
)
、
先
(
まず
)
以
(
もっ
)
て老兄
足下
(
そっか
)
御勝常賀し奉候。
随
(
したが
)
つて小官無異勤学、御省念
是
(
これ
)
祈る。然れば御草稿拝見感吟の処少からず。仰せに従ひ
僭評
(
せんぴょう
)
并
(
ならび
)
に枕山評
仕
(
つかまつ
)
るべく候。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
并
漢検1級
部首:⼲
6画
“并”を含む語句
并州
并存
并研
并行
賢女手習并新暦