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届
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とゞけ
ふりがな文庫
“
届
(
とゞけ
)” の例文
旧字:
屆
重三郎はお刀を失い申訳なき為め万年橋から入水したと
上
(
かみ
)
へ
届
(
とゞけ
)
をした処が……重三郎は如何にも気の毒な事だ……飛んだ災難であったが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そして
明日
(
あした
)
出すべき欠席
届
(
とゞけ
)
にはいかにして
又
(
また
)
母の
認印
(
みとめいん
)
を
盗
(
ぬす
)
むべきかを考へた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
後
(
あと
)
には
子供
(
こども
)
一人
(
ひとり
)
、
其時
(
そのとき
)
が
戸長様
(
こちやうさま
)
の
帳面前
(
ちやうめんまへ
)
年紀
(
とし
)
六ツ、
親
(
おや
)
六十で
児
(
こ
)
が
二十
(
はたち
)
なら
徴兵
(
ちようへい
)
はお
目
(
め
)
こぼしと
何
(
なに
)
を
間違
(
まちが
)
へたか
届
(
とゞけ
)
が五
年
(
ねん
)
遅
(
おそ
)
うして
本当
(
ほんたう
)
は十一、それでも
奥山
(
おくやま
)
で
育
(
そだ
)
つたから
村
(
むら
)
の
言葉
(
ことば
)
も
碌
(
ろく
)
には
知
(
し
)
らぬが
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
悪い奴ゆえ此の儘まいっても仔細ありません、
届
(
とゞけ
)
にも及びますまい、
却
(
かえ
)
って
斬徳
(
きりどく
)
ぐらいのものでしょう
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と聞いて源之進は大いに驚き、早速に
邸
(
やしき
)
へ立帰り、急ぎお
頭
(
かしら
)
へ向け源次郎が
出奔
(
しゅっぽん
)
の
趣
(
おもむき
)
の
届
(
とゞけ
)
を出す。
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
誠に
何
(
ど
)
うも、それだから娘より
私
(
わし
)
が惚れたのだ、お前の志は
天晴
(
あっぱれ
)
なものだ、其の様な奴は
突放
(
つきッぱな
)
しで
宜
(
い
)
いよ、腹は切らんでも宜いよ、
私
(
わたし
)
が
何
(
ど
)
のようにもお頭に
届
(
とゞけ
)
を出して置くよ、それから何うした
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これから祝いに
酒肴
(
さけさかな
)
で親類固めに仏の通夜と
酒宴
(
さかもり
)
をして、翌日三日の朝、村の
倉田平四郎
(
くらたへいしろう
)
という名主へ
届
(
とゞけ
)
をして、百姓角右衞門が多助を十文字に背負いまして、夫婦は須賀川まで送って来まして
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは
何方
(
どちら
)
へ、左様でござりますか、実はなア
私
(
わたくし
)
は昨夜盗賊に出逢いましたによって、お
届
(
とゞけ
)
をしようと思いましたが、
何分
(
なにぶん
)
届をするのは心配でナア、世間へ知れてはよくあるまいから、どうもナア
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兄の
名代
(
みょうだい
)
で
一寸
(
ちょっと
)
念の
為
(
た
)
めにお
届
(
とゞけ
)
にまいりました
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
届
常用漢字
小6
部首:⼫
8画
“届”を含む語句
届出
行届
不届
不行届
届書
附届
聞届
見届
不届者
御届
届済
不届至極
諸司不行届
願届
辞職届
監督不行届
盗難御届
理届
此段御届及候也
期届
...