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大通
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おおどお
ふりがな文庫
“
大通
(
おおどお
)” の例文
この
日
(
ひ
)
は、
町
(
まち
)
は、いつもと
異
(
こと
)
なって、いろいろの
夜店
(
よみせ
)
が、
大門
(
だいもん
)
の
付近
(
ふきん
)
から、
大通
(
おおどお
)
りにかけて、
両側
(
りょうがわ
)
にところ
狭
(
せま
)
いまで
並
(
なら
)
んでいました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かれは寺から町の
大通
(
おおどお
)
りに
真直
(
まっすぐ
)
に出て、うどんひもかわと障子に書いた汚ない飲食店の
角
(
かど
)
を裏通りにはいって、細い
煙筒
(
えんとつ
)
に白い薄い煙のあがる
碓氷社
(
うすいしゃ
)
分工場
(
ぶんこうじょう
)
の
養蚕所
(
ようさんじょ
)
や
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
男は身をかがめて、落ちてきたテーブルクロスに
包
(
つつ
)
んだ大きな包みと、三
冊
(
さつ
)
のノートを、小わきにかかえこむとみると、うさぎのようなすばやさで
木戸
(
きど
)
から
大通
(
おおどお
)
りへ走りでた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
持
(
も
)
ち
出
(
だ
)
したのではもとよりなく、きのうもきょうもと、
二日二晩
(
ふつかふたばん
)
考
(
かんが
)
え
抜
(
ぬ
)
いた
揚句
(
あげく
)
の
果
(
は
)
てが、
隣座敷
(
となりざしき
)
で
茶
(
ちゃ
)
を
入
(
い
)
れていると
見
(
み
)
せての、
雲隠
(
くもがくれ
)
れが
順
(
じゅん
)
よく
運
(
はこ
)
んで、
大通
(
おおどお
)
りへ
出
(
で
)
て、
駕籠
(
かご
)
を
拾
(
ひろ
)
うまでの
段取
(
だんどり
)
りは
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
大通
(
おおどお
)
りへとびだしました。
死神の名づけ親(第一話)
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
▼ もっと見る
やがて、
大通
(
おおどお
)
りへ
出
(
で
)
ようとすると、
路地
(
ろじ
)
の
片
(
かた
)
すみに、ちょうちんをつけた、
易者
(
えきしゃ
)
のいるのが、
目
(
め
)
に
入
(
はい
)
りました。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
S町
(
エスまち
)
へつくと、もう
暗
(
くら
)
くなりかけていました。
大通
(
おおどお
)
りには、あかりが、ちかちかとついて、お
祭
(
まつ
)
りでもあるようでした。なるほど、たくさん
露店
(
ろてん
)
が
出
(
で
)
ていました。
緑色の時計
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
町
(
まち
)
というものは、ふしぎなものです。
大通
(
おおどお
)
りから、すこしよこへはいると、おどろくほど、しずかでした。
子
(
こ
)
どもたちは、そこで、ボールを
投
(
な
)
げたり、なわとびをしたりして、
遊
(
あそ
)
びました。
ひすいの玉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこから、
広
(
ひろ
)
い、
大通
(
おおどお
)
りをまっすぐにゆけば、やはりにぎやかだったが、
裏町
(
うらまち
)
の
方
(
ほう
)
へゆく
道
(
みち
)
は、
前後
(
ぜんご
)
とも、
火影
(
ほかげ
)
が
少
(
すく
)
なくなって、
暗
(
くら
)
く、
溝
(
みぞ
)
のくぼみのように、さびしげにさえ
見
(
み
)
られました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“大通(
大通り
)”の解説
大通り、大通(おおどおり)とは、街の中心部を貫くその街の中心となる通りのことである。都市部では交通の基軸となるため、多くの自動車が往来できるようその道幅は広く取られている。地方部では商店街などを大通りと称している場合がある。大通りの中でも、最も人通りが多く中心的な通りのことを目抜き通りと言う。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“大通”で始まる語句
大通り
大通詞
大通漫歩
大通智勝国師