“大通詞”の読み方と例文
読み方割合
だいつうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生の先祖今村英生ひでしげは長崎の大通詞だいつうじで、当時オランダ語にかけては通詞の中で英生の右に出るものがなかったという。
地震なまず (新字新仮名) / 武者金吉(著)
一同の拝礼が型のように終わった後、備後は将軍の名で彼らに挨拶し、さていろいろなことを演ずるようにとの注文を出した。年老いた大通詞だいつうじをしてその意味を彼らに告げさせた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)